アドルフ人事部長より緊急会議が召集された。

アドルフ人事部長
「お忙しい中お集まりいただいてありがとうございます。」
セルジオ
「それで話とは何だね。」
アドルフ人事部長
「ご提案がございます。人事についてですが今後一切外国籍の選手の採用を見合わせたいと思います。その代わりに自国の選手を積極採用し外国人選手のために埋もれてしまっている自国選手にチャンスを与えるのです。」
アシマネ
「わたしはそんな人種差別的な考え方に反対だ。自由に競争すべきです。時代の流れはグローバリズムだ。」
アドルフ人事部長
「アシマネさんはアングロサクソンに洗脳されてますね。我々は誇り高きゲルマン民族ですぞ。自国の選手に活躍の場を与え成長させなくてはドイツ帝国は滅びます。」
セルジオ
「自国の選手だけで戦っていけるのか不安だ。その点はどう思う。アドルフ君」
アドルフ人事部長
「スペインの地にビルバオとかいうクラブは純血を守りそれなりに成功しております。それに今季、自国選手中心の我々はあれほどのガイタレを揃えたバイエルンと互角の勝負をみせてます。勝算はあるかと思われますが。」
セルジオ
「アドルフ君の言うことにも一理あるな。よし、君の意見を採用だ。」

自国選手雇用促進法 成立。

「今後一切外国人選手との契約禁止。
ただし、外国人でもドイツ国籍があるものはその限りではない。
また、現在所属している外国人に対しては即解雇することなく契約切れまで待ち円満に退団してもらう。」